MACDってチャートに出てるけど、正直よくわからない…
そんな風に感じているFX初心者の方、多いですよね。

テクニカルな話?
正直めんどくせぇ



難しそうに見えて実はシンプルやで
使いこなせるようになると「トレンドの流れ」「勢いの強さ」「反転のタイミング」まで、一目でつかめるようになります。



移動平均線だけでは確信が持てないときの判断材料にもなるんやで
つまり、「どこで入って、どこで抜けるか」というトレードの最重要ポイントを、感覚ではなく「データ」で判断できるようになる。
この記事では、そんなMACDの仕組みと使い方を、専門用語なしでわかりやすく解説。
これを読めば、あなたのチャートの見え方がガラッと変わります。
MACDとは?
- MACDは「トレンドの勢い」を視覚化する指標
- クロスで売買サインを確認できる
- 0ラインやヒストグラムで勢いの強弱もチェック可能
- 他の指標(移動平均線・水平線)と組み合わせて精度UP



MACD(マックディ)と呼ぶ
正式名称はMoving Average Convergence Divergence(移動平均収束拡散法)
トレンドの勢いを測るためのテクニカル指標です。
かんたんに言うと…
- 上昇の勢いが強いのか?
- 下落の勢いが強いのか?
- その勢いが弱まってきているのか?
を2本の線で見える化してくれるツール。
MACDは移動平均線の動きをもとにしており、トレンドの強弱を判断するのに役立つのが特徴。
一般的に、移動平均線よりもやや早めに相場の変化をつかみやすい傾向がある。
MACDの構成と見方
MACDラインとシグナルラインの意味
ライン名 | 役割 | ポイント |
---|---|---|
MACDライン | 短期EMAと長期EMAの差 | トレンドの勢いを示す |
シグナルライン | MACDラインの平均(9期間が多い) | 売買タイミングを判断 |
MACDでは、この2本の線が交差(クロス)することで売買サインを示します。
- MACDラインがシグナルラインを上抜け
→ 買いサイン(ゴールデンクロス) - MACDラインがシグナルラインを下抜け
→ 売りサイン(デッドクロス)
とされています。
ゼロライン(0ライン)に注目!
ゼロラインとは?
チャートの真ん中にある「0」を基準としたラインのこと。
- 0より上 → 買いが優勢(上昇トレンド)
- 0より下 → 売りが優勢(下降トレンド)
トレンド転換のタイミングでは、MACDラインが0ラインをまたぐ動きを見せる。
その瞬間をチェックすることで、「相場の流れの変化」をいち早く察知できる。
ヒストグラムの役割
ヒストグラムとは、MACDラインとシグナルラインの差を棒グラフで表したもの。
役割:勢いの強弱を見える化する
- 棒が大きい → トレンドが強い
- 棒が小さい → トレンドが弱まっている
棒が縮んできたら注意!
MACDを使ったエントリーと決済
ゴールデンクロス(買いサイン)
エントリー例:
- 4時間足で0ライン突破
- 1時間足でゴールデンクロス発生
- 移動平均線が上向き
→ 買いポジションを検討
デッドクロス(売りサイン)
決済またはショートのサイン:
上昇トレンドの勢いが弱まり始めたら、利確や売りポジションを検討する。
クロスだけで判断しない!
MACDは「トレンドの勢いを知るためのツール」。
クロスサインだけでエントリーすると「ダマシ」に合いやすい。
MACDと組み合わせ例
- 高値・安値の切り上げ/切り下げ
- 移動平均線(トレンド方向の確認)
- 水平線(抵抗・サポート)
MACDの設定値とおすすめパラメータ
目的 | 設定値(短期・長期・シグナル) | 特徴 |
---|---|---|
標準設定 | 12・26・9 | バランスがよく多くのチャートで使用可 |
短期トレード向け | 5・13・9 | 反応が早いが、ダマシ(サインと逆の反応)も増える |
スイング向け | 12・26・9 | ノイズが少なくトレンドをとらえやすい |
迷ったらデフォルトの「12・26・9」でOK!



私はデフォルトで使ってます
MACDの注意点
注意1:クロスが「遅れて」出る
MACDは移動平均線をもとに計算されているため、サインが出るのはトレンドが始まった後になることが多い。
そのため、先回りエントリーよりも、「トレンドの流れを確認してから入る」使い方が向いています。
注意2:もみ合い相場では使いにくい
レンジ(横ばい)相場ではMACDが頻繁にクロスし、サインの信頼度が下がる。



レンジ相場は取引しないのも戦略
どっちに転ぶかわからん
対策
- 移動平均線の傾きを確認
- トレンドが出ている場面でMACDを使う
これだけで精度がグッと上がります。
まとめ
- MACDは「トレンドの勢い」を視覚化する指標
- クロスで売買サインを確認できる
- 0ラインやヒストグラムで勢いの強弱もチェック可能
- 他の指標(移動平均線・水平線)と組み合わせて精度UP
💬 初心者へのメッセージ:
まずは「クロス」「0ライン」「ヒストグラム」だけを意識してみましょう。
慣れてくると、チャートが“呼吸するように”見えてきます
つまり、トレンドの流れを感覚的にとらえられるようになるのです。
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